【 ハチミツって実際どうなの? 】

先日「ハチミツ」について質問があったので
今回は「ハチミツ」って実際どうなの?
ということについてまとめてみました。
実は私たち人類とハチミツの関係って
数千年前から続いていて、
アーユルヴェーダや医学の祖である
ヒポクラテスさんの文献でも
良い効果が述べられている、
歴史的にみてもとても古い関係なんですよね。
そんなハチミツですが、

現在様々な種類のものがでていて
それを全部検証していく
というのも大変な作業なので
今回は選ぶ基準として2つのポイントを
チェックしていけると良いのかなと思います。
その前に、
ハチミツから実際にどんな恩恵をうけられるのか
ということをざっくりみていきますと、
まずダントツであげられるのが
「強い殺菌効果」があるという点です。
ハチミツは
80%の糖分と20%の水分で構成されていて、
昔から傷の薬などにも使われてきましたが、
高い糖度(約80%)を保っている為
細菌の繁殖が難しいことや、
ブドウ糖由来の過酸化水素(オキシドール)が
含まれているので傷を殺菌するだけではなく、
回復を早める効果も期待できます。
*オキシドールは消毒液に含まれる成分でもありますね♪
糖分80%といっても
血糖値が上がりやすいというわけではなく、
糖の中ではGI値低めな食品なので、
糖尿病の方の砂糖の代替えにも有効だと思われます。
今ですと何かと
「咳」に敏感になりがちですが、
小匙1杯程度のハチミツをお湯に溶かして飲むことで
咳止め成分であるデキストロメトルファンより
効果的だったという研究データがあったり、
歯石の予防効果に関するデータでも
有効な数値がでています。
また、
整腸作用や免疫力を高める効果があり、
昔から下痢や便秘薬としても
使用されてきた記述あり、
これは、ハチミツに含まれるオリゴ糖や
グルコン酸が腸内の善玉菌を増やし、
その結果、免疫もあがるからだと思われます。
そして、
ビタミンCやミネラル分による
疲労回復効果や記憶力アップ、
口内炎の改善、
肌のアンチエイジングなどなど、
みていくとメリットだらけですね。
ということで、
ではどんなところをチェックしていけば良いのか。
ということをみていきたいと思います。
まず1つ目のポイントは
ちゃんと「ハチミツ」であること。
ハチミツとは
原則としてミツバチが花から蜜を集め、
巣箱の中で水分を飛ばし、
糖度を高めたもののことで、
これから色や香り、
栄養成分を取り除いた「精製はちみつ」や
ハチミツに異性化糖を加えた「加糖はちみつ」は、
(ほぼ遺伝子組み換えトウモロコシ由来の人工甘味料)
裏の原材料の部分をみてちゃんと確認する。
ということをしながらきちんと
「ハチミツ」を選んでいきましょう。
そして、2つ目のポイントは、
できるだけ「国産」がおススメ。
ということです。
これは、
外国産が悪いですよという話ではなく、
また、ハチミツに限った話でもなく
全ての食品に当てはまることで、
昔からマクロビオティックの世界でも
大切にされいる考え方ですが、
「身土不二」(しんどふじ)といって、
できるだけ自分から近いところでとれた食品を
食べることが一番身体に優しいとされているので、
私的にはまず
「ハチミツ」であり「国産」のものを
選んでいければ間違いないのかな
という見解であります。
ちなみに、
日本で流通しているハチミツは主に
「西洋みつばち」と「日本みつばち」の
2種類に分かれていて、特徴としては
【西洋みつばち】
蜜源の花:特定の花
蜜を採取できる回数:年2回程度
採蜜量:多くとりやすい
【日本みつばち】
蜜源の花:複数の花
蜜を採取できる回数:年1回程度
採蜜量:西洋の5%程度
こんな感じになっています。
採蜜量が少ない分、
日本みつばちの方が
希少価値が高くなっていますね。
ちなみに血糖が一番上がりにくいのは
アカシア由来のハチミツですよ♪

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