【鉄分の吸収率を向上させる3つの方法】

前回、
新型コロナウイルス予防の一つの手段として、
エピガロカテキンガレートが多く含まれている
「緑茶」を飲むことが有効かもしれません。

というお話をシェアさせていただきました。

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*前回の記事はこちら♪

【新型コロナ予防に有効な栄養素!?】
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そしてその際、食事と一緒にとると、
鉄分の吸収が阻害される可能性がある為、
緑茶を飲む際の注意点としては
単体で飲むことを推奨させていただきました。

なので、
そのくだりで今回は「鉄分」について
シェアしていきたいと思います。

現在、
貧血で悩んでいる方も多いと思いますので
ぜひ参考にしていただければと思います。

さて、現在「貧血」といわれている約70%は
鉄分が不足していることが原因とされる
「鉄欠乏性貧血」といわれています。

自分は鉄分多い食品をちゃんと選んで
食べているのになぜか
数値の改善がみられない。

なんて思っている方は、
もしかしたら「食べ合わせ」を
間違ってしまっている可能性があります。

まず、鉄分について解説しますと、
鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」という
2種類にわけることが出来ます。

◆ヘム鉄◆
赤身の魚や鳥豚牛の赤身やレバー部分、
赤貝などに含まれている鉄分。

◆非ヘム鉄◆
ほうれん草や小松菜、菜の花など葉物野菜や、
白い貝(シジミ、アサリ、牡蠣など)、
卵や豆類(豆腐・納豆など)、
ひじき、海藻類、穀類などに含まれている鉄分。

ざっくり説明しますと、
ヘム鉄は動物性食品に多く、
非ヘム鉄より吸収率が5~6倍高い。

また、わりと安定しているため、
他の食品との食べ合わせで吸収率が
左右されることが少ない。

逆に非ヘム鉄は植物性食品に多く、
吸収率は悪い。

他の食品との食べ合わせにより
吸収率が結構左右されてしまう。

などの特徴があります。

ですがそんなに毎日
レバーばっかり食べられないし、

現在、日本人が食事から摂取する鉄分の
約85%が非ヘム鉄からと言われています。

なので、鉄分の確保にはやはり
「食べ合わせ」が大事。

と思っていて間違いありません。

特に注意したい成分としては、
お茶や紅茶・コーヒーなどに
多く含まれているカフェインやタンニン、

そして、見落としがちなのが
乳化剤や防腐剤、安定剤など
さまざまな食品に
使用されている「リン酸塩」。

(リン酸塩のことはメルマガで詳しく
説明していますので、興味がある方は
ぜひ読んでみて下さい^^)

これらの成分は非ヘム鉄の吸収を大幅に
阻害してしまう可能性がある為、
どうしても食事と一緒に
とりたいというときは、

・動物性たんぱく質を組み合わせる
・ビタミンCを一緒にとる
・食品添加物としてのリン酸塩はできるだけ避ける

この3つを意識していくと非ヘム鉄の吸収率を
あげてくれるので、ぜひ活用してみて下さい。

PS:
お茶系を「鉄分の阻害度」でみるならば、
ほうじ茶や麦茶にするとカフェインや
タンニンお含有量が少ないですよ^^

PS:
アサリはヘム鉄にカテゴライズされている
ところもありますが、
ヘモグロビン(ヘム+グロビン)由来の鉄を
持っていないため、非ヘム鉄のカテゴリーとなります。
(ヘモシアニンという銅を媒介した色素がメインなのと、
銅が鉄分の吸収をよくすることもあり、吸収率はヘム鉄
よりで考えて大丈夫です)

余談ですが・・・・

アサリは銅を媒介した色素がメインなので
血液の色は青緑色なんですよね・・(笑)

 

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