≪ 洋食編 ≫
外食などでメニューをみると、
意外と「損」な組み合わせが存在します。
けれど、結構普通にあったりするので、
いくつかシェアしておきますね。
できるだけそれらの組み合わせは
避けたチョイスをおすすめします。
例えばイタリアンなお店にはいると
「ホウレン草と卵のサラダ」とか、
それらを使ったグラタンやスパゲティー、
「レンコンとアサリのピザ」
なんていう組み合わせ
見かけたことありませんか?
イタリアンだけではないのですが、
「ホウレン草&茹で卵」というタッグは、
もれなくホウレン草の鉄分とカルシウムの
吸収が阻害されてしまうもったいない
組み合わせです。
「ゆで卵」って、半分に割ると
黄身の周りが「緑色」してませんか?
あれは、熱を加えることによって発生する
硫化水素と、黄身の鉄分が反応して
「硫黄鉄」となっているのです。
この硫黄分は、一緒に食べることでホウレン草に
豊富に含まれる「鉄分」や「カルシウム」とも
結合してしまい、それにより鉄や
カルシウムが吸収されずに排出されてしまう。
というデメリットがあります。
また、
「レンコン」と「アサリ」という組み合わせも
よくピザなどで見かけますが、
これも、レンコンに含まれる「タンニン」という
成分が、アサリの「鉄分」と結合してしまし、
もれなく「鉄分」の吸収が阻害されてしまう。
というデメリットを生じます。
なので、イタリアンなお店に行ったときは
これらの組み合わせを避け、
「トマト系スパゲティー」などを
選ぶようにするとお得かもしれません。
「トマト」には、カロテンやリコピンなど、
美肌効果、ガン予防、また、花粉症などにも
効果的な栄養素が豊富に含まれています。
そしてこの「トマト」さん。生で食べるより、
熱を加えたり、オリーブ油などと一緒にとることで
その吸収率が約3~5倍になったりするのです。
PS:
「ホウレン草&温泉卵・目玉焼き・炒り卵」などの
組み合わせは大丈夫です。なので、ホウレン草が入った
カルボナーラ・オムレツなどの組み合わせは問題ありません。
それではまた(^^)/
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メールマガジン(管理栄養士:奥寺あさみ)
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